私立小学校と公立小学校の授業の違い

親御さんにとって、大切なお子さんが名進研などの小学校に入学するというのは、とても喜ばしいことですよね。その成長に、喜びのひとしおだと思いますが、小学校入学前には、いろんなことに頭を悩ませるのではないでしょうか。たとえば、公立小学校と私立小学校のどちらを選ぶかは、とても大きな選択でしょう。

みんなとのびのびと通える公立小学校がいいのでは、と思う一方で、お子さんの可能性を伸ばすという意味では、私立小学校も魅力的なのでは…と、考え始めると、迷ってしまいますよね。公立小学校と私立小学校では、施設設備といった環境も異なりますが、教育カリキュラムにも大きな違いがあります。そこで今回は、公立小学校と私立小学校の違いを、授業の観点からお話していきたいと思います。

公立小学校

黒板
まず、公立小学校ですが、基礎学力の習得を目的に、週5日制で授業が行われます。英語授業も、2011年より小学5年生から必修科目となり、週に1コマ以上の授業が行われるようになりました。公立小学校に通えば、基本的な学力を身につけることができるでしょう。

ただ、あくまで基本的な学力の習得が大きな目的ですので、授業も、わからない生徒が出ないように進められる傾向にあり、発展的な問題に取り組む機会は、それほど多くないでしょう。そのため、私立中学の受験を目指していたり、英語力をもっと伸ばしたいと望んでいたりするご家庭は、公立小学校とは別に、塾に通うことが多いようです。公立小学校で基本的な学力を身につけ、応用力は塾で養う、というスタンスでしょう。

私立小学校

では、名進研などの私立小学校の授業はどのようなものなのでしょうか。授業料が無料の公立小学校とは違って、授業料が必要な私立小学校では、独自のカリキュラムが設けられ、特色ある授業が行われています。

たとえば、愛知県の名進研小学校では、私立中学受験に対応できるカリキュラムが組まれています。公立小学校では、1年生の間は4時限授業であることがほとんどですが、名進研小学校では、1年生から6時限目まで授業が行われます。公立小学校では、週休2日制のため土曜日は授業がありませんが、名進研小学校では、土曜日も3時限の授業があり、6年間を通して公立小学校よりも約1400時限多く授業が行われます。このように、多くの授業数を確保することで、塾に通わなくても、難関私立中学受験に対応できる学力を身につけることを目指しています。

授業数の多さが目を引く名進研小学校ですが、知識の詰め込みに偏っているわけではありません。1年生から3年生の間には「礎(いしずえ)」という独自の教科が設けられており、あらゆる学習活動の基盤となる4つの能力-思考力・言語活用能力・精神力・学習力-を習得していきます。また、授業は「子ども司会」によって進められるのも特徴です。

司会者となった子どもは、事前に先生と打ち合わせをし、タイムキーパーや板書担当など「子ども司会団」が一丸となって、授業を進めていきます。先生主導の授業ではなく、子どもたちが授業を進めることによって、子どもたちの主体性や判断力、表現力を養うこともできます。

このようなカリキュラムは、公立小学校で実現するのは難しく、私立小学校ならではと言えるでしょう。中学受験に対応できる学力を、塾に通わずとも身につけることができる環境や、主体性や判断力、表現力を養える環境があるのは、発展的な学力を身につけさせたいご家庭には、ピッタリなのではないでしょうか。

私立小学校は英語授業も充実

また、社会に出て実践的に使える力を、小学生のうちから身につけさせてあげたい、とお考えの親御さんもいらっしゃるでしょう。今後ますます国際的になっていく社会では、海外で仕事をしなくても、日本の職場でも外国人と仕事をするということが当たり前になっていくでしょう。そのような社会に対応していくには、英語力が不可欠です。公立小学校でも、英語は必修科目となりましたが、週に1コマと、実践的な英語力を身につけるには不十分ではないかと心配される親御さんも多いでしょう。

椙山女学園大学附属小学校では、1年生から毎日英語の授業が行われます。ネイティブ講師による少人数での英語授業を毎日20分行うことで、英語コミュニケーション力や国際感覚あふれる資質の形成を目指しています。6年間を通して640コマの英語授業が行われることになりますが、それは、中学3年間の英語授業数に匹敵します。吸収力の高い小学生の間に、これだけの英語授業を受けられるのは、私立小学校ならではのカリキュラムと言えるでしょう。

また、どんな仕事でもパソコンスキルが必要になってきた現代において、早くからそれを身につけさせたいとお考えのご家庭もあるでしょう。岐阜聖徳学園大学附属小学校では、1年生から週1回のコンピュータ学習が設けられており、ローマ字入力からスタートします。パソコンの基本操作はもちろん、プレゼンテーションやロボット操作などにも挑戦してくので、社会に出てもそのまま通用する力が身につくと言えるでしょう。

まとめ

このように、名進研などの私立小学校には、様々な独自のカリキュラムがあり、特徴ある授業も行われます。お子さんの個性を見極めたり、伸ばしたりしやすい環境と言えるかもしれません。公立小学校と私立小学校は、授業でもこんなに違いがあるということを踏まえて、お子さんに最適な小学校を選んであげたいですね。

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